不動産ファンドで活躍する人とは?バックグラウンドを調査

こんにちは、不動産小僧です。
不動産ファンドで働いていました。

先日に下記のツイートをしました。

不動産ファンドに見られるバックグラウンド ① 不動産系 ② 金融系 ③ 英語できる人 3つ揃ってると最強ですね。

今回は、ぼくの経験を踏まえて、不動産ファンドで活躍する人はどんなバックグラウンドがあるのか、について深堀りしていきたいと思います。

なお、ここでは、同じ不動産ファンド業界の出身者は含めません。

金融機関、不動産会社、英語話者

先に言ってしまえば、ほとんどの会社が、この3パターンに分類されると思います。
  • 不動産関係
  • 金融機関
  • 英語話者

まず、前提として、不動産ファンド業界は、不動産金融業界とも言われますが、実態としては、不動産会社に近い、という印象です。

取得した不動産が最終的に証券化されるだけで、中で作業している業務内容は不動産投資そのものです。

ですので、金融業界出身者といえども、「モノ周り」に関する知識、興味が必要になってきます。

それでは、順番に説明していきます。

不動産関係

まず、不動産関係に多いのが、
  • デベロッパーの用地取得経験者
  • 仲介会社の法人向け一棟物仲介経験者
  • 鑑定会社のファンド物件評価経験者
  • ゼネコンの一棟物設計経験者
  • PM会社の物件管理経験者
  • ホテル、ショッピングセンターなどの施設運営経験者

上3つは、アクイジション担当の人が多いです。
アクイジションは、仲介会社経由で物件のソーシングをしたり、社内で値付け(バリュエーション)したりするので、上3つは近しい業務となるためです。

アクイジションの仕事内容はこちらを参照

ゼネコンは、開発物件やリノベーション物件を手掛ける会社に多いですが、数としてはあまり聞きませんね。

また、下2つは、アセットマネジメント担当と接する機会が多く、業務内容が近しいためです。

金融機関

次に、金融機関です。
  • 銀行・リース会社のノンリコースローン経験者
  • リース会社の不動産ファンド宛エクイティ経験者
  • 証券会社のアレンジメント経験者
  • 監査法人・FASの不動産アドバイザリー経験者

ノンリコースローン経験者は非常に多いです。

不動産を取得する際やリファイナンスの際に、必ず登場するのがレンダーですし、また、レンダーの経験があれば、どんな不動産にどれくらいのスプレッドで融資を引けるかなど熟知しているからです。また、各種契約書類・不動産関連書類を読む機会が多く、不動産のリスクをしっかりと把握しています。

なお、あまり知られていないかもしれませんが、不動産ファンド業界におけるリース会社の存在は大きいのですよ。
レンダーである場合もあれば、エクイティ投資をする場合もあるし、ブリッジファンドを組成する場合もあれば、リースバックとしてオーナーになる場合もあります。

あとは、証券会社でのアレンジメント経験者は、その証券化スキームを理解していることが評価され活躍している人もいます。

また、監査法人やFASで不動産アドバイザリーの経験がある人は、不動産のバリュエーションだったり、CRE戦略支援などで、不動産ファイナンスについて深い知識があるので、たまに見かけますね。

英語話者

帰国子女だったり、海外での仕事経験がある人は、上記、不動産関係、金融関係の経験がなくとも一定数見られます。コンサル出身者の人が多い印象ですね。

英語話者が活躍するのは、海外の投資家を誘致する時、海外投資家に説明する時などです。バックオフィスだと、電話対応だったり、各種書類のチェックだったりです。

また、余談ですが、三菱商事をスポンサーとする、ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社が「DREAM USプライベートリート」を立ち上げるとのことで、国内不動産だけでなく、海外に進出するREITも出てきました(※)。

これから、海外進出するREITも増えてくると思うので、これまで以上に英語の必要性は高くなってきます
自己研鑽のために、資格の勉強だったり、プログラミングだったりをやるのもいいですが、不動産ファンドでキャリアを築いていきたいと考えるのであれば、英語の勉強を強くすすめます。

(※)イオンリートは、マレーシアの物件をポートフォリオに組み込んでいますが、海外REITを組成するのは、ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社が初です。

まとめ

不動産ファンド業界では、上記のとおり、不動産関係、金融関係、英語話者の3パターンがいる、と言いましたが、不動産のみのバックグラウンドの人もいれば、3つを全て兼ね備えている強者もいます

3つを全て兼ね備えることができれば、どこの会社でも活躍できますが、まぁ、全て兼ね備えている人はほとんど見かけませんね。

少なくとも2つ、兼ね備えていると間違いなく、中級以上の人材になれます。

というわけで、不動産ファンドで活躍する人はどんなバックグラウンドがあるのか、についてまとめてみました。

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